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昔のロックは最高でした。


by lovewalksin

PINK FLOYD 『WISH YOU WERE HERE』

PINK FLOYD 『WISH YOU WERE HERE』_d0029532_644545.jpg昨年のPINK FLOYDのLIVE 8のステージにて、何曲か演奏したみたいですね。
残念ながらまだその映像は見ていないのですが、とりわけ“WISH YOU WERE HERE”の選曲はうれしかったですね。

いままでの、アルバム紹介を見ていたら、個人的プログレ四天王(CRIMSON、FLOYD、GENESIS、YES)のうち、FLOYDが一枚もないことに気がついたので、今日はPINK FLOYDの『WISH YOU WERE HERE』です。
私の聞き方が悪いのか、いまだに『狂気』のよさを理解できていない(誰か教えてください。)ので、彼らで一番のお気に入りのアルバムとなると真っ先にこれになります。
FLOYDは、大好きなんだけどそのよさを他人に伝えるのが困難なバンドのひとつであると思います。好きな理由も人によって様々なのではないでしょうか?
賛否両論あると思いますが……かなりな極論ですが私にとってのFLOYDは、その(ロジャーやシドの)精神世界や曲よりもまず第一にデヴィッド・ギルモアさんのギターなのです。彼のギターはシンプルなのですが、ダイレクトに自分に届くような感動があるので好きなのです。そういった捉え方をしている私は『THE FINAL CUT』や『THE DIVISION BELL』も普通に大好きです。そして、そのギターが一番、胸に突きささるように迫るアルバムはまさしくこれだ!!と思います。

寂寥感が漂う#1“SHINE ON YOU CRAZY DIAMOND”中盤からのギルモアさんの硬派なギターが自分の胸に直接染みこんでくるようです。まるで鎮魂歌のように心に響きます。1曲目からすでに感動。最後のサックスのソロも聞き応えがあっていいです。
#3“HAVE A CIGAR”は歌詞がシュールで、ロイ・ハーパーさんの歌もいい味をだしていますが、これもギルモアさんのギターがすばらしいです。特に最後のソロは、始まったときから、トーンのすべてをひとつも逃さず聞くべく身を固くして聞き入ってしまうくらい好きです。
それに続く牧歌的な雰囲気が漂う#4“WISH YOU WERE HERE”、シド・バレットに宛てたということの感傷等をいっさい排除してもやはり心の琴線にふれる珠玉の名曲。ギルモアさんのアコギもすばらしい味です。今度、これの弾き語りに挑戦してみよう。
もちろん#2,5もすばらしいので、私みたいに『狂気』から聞き始めたけどFLOYDのよさが理解できない人にとってもお勧めです。

ただいま、ギルモアさんの『ON AN ISLAND』を手配中なので、今から聞くのが楽しみです。
それにしてもギルモアさんの最近の風貌は……変わりましたね。
by lovewalksin | 2006-06-25 06:09 | 音楽