昔のロックは最高でした。


by lovewalksin

<   2006年 08月 ( 3 )   > この月の画像一覧

d0029532_11363745.jpg今日で夏休みも終わりです。
明日から仕事になりますが、現在の現場はもう施主検査も終わり、22日の引渡しを迎える状態にまでなっているので精神的には少々余裕があります。
さて次はどこの現場に行くのだろう……。

今日は夏には全く持って不向きですが、イギリスの名バンドVAN DER GRAAF GENERATORの大名盤である4th『PAWN HEARTS』です。
これはかなり前から名盤ということでアルバムを持っていたもの、あまり理解できずに放置していたのですが、函館の現場のときの通勤時にたまたまかけたらとてもハマッてしまった再発見の一枚です。これを通勤時に大音量で聞く自分はちょっと変人かなと思わないでもないけど、好きなんだからしょうがない

このアルバムそのものがひとつの世界を有するがごとく神々しい珠玉の一枚なのですが、まず私が気に入ってしまったのが、#2“MAN-ERG”です。深い闇から導かれるように始まる中間部分、気が○○てしまった人のように咆哮するピーター・ハミルさん。一糸乱れず徐々にテンポを落としていくバック。音的に病んでいるしはっきり言って不気味だけど、私はこのパートを自分だけのものにしたいくらい好きです。ピアノから始まる序盤、終盤も、まるで宇宙で鳴らされているように壮大で、暗さを伴う美しさを有し、時には優しく響きます。はっきり言って堪りません。この対比で中間部分が余計に引き立ちます。最後の最後に不気味なパートが蘇り曲の構成は完璧(手放しだ)。
最初に聞いたときは、ちょっと拒絶反応のあった#1“LEMMING”も今では私にとって名曲。さまざまな表情を使い分けるピーターさん。多重人格者なんじゃないかと疑ってしまうほどです。歪みきった音世界に引きずり込まれそうです。
最後を締めるこれまた傑作の#3“A Plague Of Lighthouse Keepers”、10のパートに分けられた大作なのですが、曲の展開が複雑かつ非常にドラマチックなので23分間があっという間に流れます。冗長感は一切ありません。ここでもパートごとにがらりと表情を変えるピーターさんの変幻自在なすばらしいVoを堪能できます。非常に攻撃的な部分もあり聞き応えは十分以上で、すぐに満腹になります。
ピーターさんのことばかり書いているけど、ヒュー・バントン、デヴィッド・ジャクソン、ガイ・エヴァンスの織り成すバックもすばらしいの一言です。

他のバンドに比べて、日本ではいまいち知名度の低いVAN DER GRAAF GENERATORですが、確かに始めはとっつきにくいバンドなのかもしれないですけど、一度気に入ってしまったら二度と抜け出れない呪術的魅力を持つこのアルバムは、たとえばピーター・ガブリエル在籍時のGENESISなんかが好きな人にはぜひとも聞いてみて欲しいアルバムです。
[PR]
by lovewalksin | 2006-08-16 11:41 | 音楽

IRON MAIDEN 『ROCK IN RIO』

d0029532_21373385.jpg夏休みは本州の妻の実家に帰省(寄生)しています。それにしてもこちらは暑い!!!ですね。溶けそうです……。

久々となったアルバム紹介ですが、今日は夏の暑さをさらに熱くする迫力満点のライブ盤IRON MAIDENの『ROCK IN RIO』です。今月号のBURRN!を見ていたら無性に胸が熱くなり聞きたくなってしまいました。
それにしてもMAIDENはすごいですね~。昔も凄かったが今も同じくらいの勢いで凄いというのは驚異的ですらあります。今度出る新譜もむちゃくちゃ楽しみだったりします。新作は複雑な展開ということで、個人的に一番好きなアルバム『SEVETH SON OF A~』や復活作『BRAVE NEW WORLD』の流れを組んだ作品を勝手に熱望しております。

ちょっと前に、札幌の80'S ROCK BAR【VISAGE】で、『BRAVE NEW WORLD』がかかっているのを聞き、やっぱり曲の出来はいいアルバムだと再認識しました。が、私はこのアルバムを全然聞いていません。なぜなら『ROCK IN RIO』があるから。
興奮を煽り立てる最高のイントロ#1から、爆発するように始まる#2“WICKER MAN”本当に25万人のリオの聴衆はぶっ飛んでます。次の曲展開の複雑さが完全に私のツボにはまる#3“GHOST OF THE NAVIGATOR”これ地味に超名曲だと思います。ブルースじゃなきゃただの凡庸な曲になりそうな#4“BRAVE NEW WORLD”これは最初から最後まで壮大でとにかくカッコいいです。
ここまでは『BRAVE~』アルバムどおりの曲順。まさに畳み掛ける展開。普通歴史あるバンドが、新曲ばかりやったら大抵クール・ダウンしてまうもんだけど、これだけの曲をこのメンバーでやられたら何も言うことはありません。さらに、オリジナルより俄然迫力が何倍にも増していてとにかくカッコいいです。これを聞いたら、物足りなくってオリジナルは聞けません。
この後は新旧織り交ぜながら進んでいくのですが、次の聞き所はブレイズ・ベイリー時代の曲#8“SIGN OF THE CROSS”です。これは、歌いこなせなかったシンガーのために過小評価を喰らっていた曲ですが、めでたく日の目を見たという感じです。この曲ははっきり言って凄いですね。とてつもなく荘厳な世界観を有する彼らの中でも屈指の名曲だと思います。
今回、改めて『THE X FACTOR』(なんだかんだ言って結構気になるアルバムです)を聞いてみましたが、やはり歌がダメダメです。最初の方は、結構頑張ってるんだけど(ちょっと力んではずすのはまあ愛嬌です)、肝心のサビ「SIGN OF THE CROSS~」のところが決定的に駄目。こんななぞるようなに抑揚のないサビを誰もブレイズに求めてません。それに比べて、ブルースの歌はまさに理想的です。表現力の豊かさはさすがとしか言いようがありません。それにしても本当にこの曲、とにかく最高。
これら以外にも、長い歴史に培われた名曲群が、最高のパフォーマンスで繰り広げられるのでただひたすら聞いてて熱くなります。暑い日をさらに熱くする白熱の一枚です。

今回の来日で、札幌に来ないのが残念です……。
新アルバムを聞いて待ち続けます。
[PR]
by lovewalksin | 2006-08-15 21:44 | 音楽

QUEEN 『MADE IN HEAVEN』

d0029532_2358915.jpgこの2週間は命の重みを実感した日でした。
現場で足を怪我した子猫が倒れていたので、病院に連れて行き、その後も家で面倒を見ていました。首をかまれた形跡があって、それが元で足が麻痺して動かなくなり、先日残念ながら亡くなってしまいました。
このような行動に関しては、ただの自己満足なのではないかとか、最終的には子猫のためにならないのではないかと思い悩みましたが、実際にそのとおりになってしまいすごく残念です。また、やり方を間違えなければ違う結果にもできたのではないかとひどく後悔しています。
彼が足を怪我しながらも一生懸命歩こうとしたり、餌を食べようとする姿に命のたくましさを感じました。体が動かなくなっても、一生懸命生きようとして頑張る姿に、諦めかけた私が逆に励まされました。
私たち家族に多大なる幸福を与えてくれた子猫が、安らかに眠ることが出来るように祈ります。
d0029532_23573891.jpg

子猫の冥福を祈るべく、今日のアルバム紹介はQUEEN『MADE IN HEAVEN』です。
QUEENのアルバムとしては様々な意見があるのでしょうが、このアルバムを単なる企画盤として捉え軽視するのには、あまりにももったいない内容なのではないかと思います。
他にも大好きなアルバムはあるのですが(『Ⅱ』『A NIGHT AT THE OPERA』『A DAY AT THE RACES』『THE GAME』『INNUENDO』ってほとんどですね。)、私はこのアルバムの持つ澄んだ印象が大好きで、また学生時代にリアルタイムで聞いた思い入れもあり、たまにQUEENを聞きたくなるとどうしてもこれをかけてしまいます。
劇的なブライアン・メイの弾くギターで完全にQUEENの曲となった、晴れ渡る青空のように澄み切った#2“MADE IN HEAVEN”3人のボーカルがすばらしい(ブライアンの細さもここでは完璧です。)#3“LET ME LIVE”死を間近に控えるはずのフレディの声がこんなにも力強くそして優しい。#5“MY LIFE HAS BEEN SAVED”も地味ながら穏やかで胸にしみるいい曲です。#6“I WAS BORN TO LOVE YOU”は、このアルバムの雰囲気には合わないと思うので正直??と思いますが、フレディの良さが純粋に味わえるところは好きです。これまた胸にしみる切ない名曲#8“TOO MUCH LOVE WILL KILL YOU”ブライアンのヴァージョンも聞いてみたい。そして#10“A WINTER'S TALE”まるで天国から鳴らされたようなブライアンのソロ、神々しいフレディの歌声に涙が流れます。
こうやって改めて聞くと、後期のアルバムではたまに駄曲が含まれていて、通して聞くのがつらいものもあるのですが、これは曲も流れも良くて一切の感傷を抜きにしたとしても本当に感動的ですばらしいアルバムです。
決してQUEENの代表作ではありませんが、これも一つの高みに到達した名盤として皆さんにオススメします。
[PR]
by lovewalksin | 2006-08-01 00:01 | 音楽