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昔のロックは最高でした。


by lovewalksin

BLACK SABBATH 『HEAVEN AND HELL』

BLACK SABBATH 『HEAVEN AND HELL』_d0029532_2234024.jpgSPRITUAL BEGGERSに合わせて、DIOが来日していますね。見にいける人がとてもうらやましいです(泣)。
ロニー・ジェイムズ・ディオと言えば、RAINBOW~BLACK SABBATH~DIOで力強く、艶のある声を聞かせたハード・ロック、へヴィ・メタル界最高峰のボーカリストとして、齢60歳を超えてなお衰えをまったく感じさせない熱い歌声を披露しています。
今日は、彼の参加したHMの大名盤、BLACK SABBATHの『HEAVEN AND HELL』を紹介します。熱心なSABBATHファンの人には怒られるかもしれないですが、僕はSABBATHをこのアルバムから聴き始めてしまったので、オジー時代も大好きなのですが、1枚を選ぶとなるとどうしてもこれになってしまうのです。オジー時代の麻薬的な魅力には欠けますが、HMのカッコよさを体感したいしたい人にはぜひともお勧めです。

前作『NEVER SAY DIE!』を最後に脱退したオジー・オズボーンの後任として、ロニーが加入した結果、SABBATHは劇的な変化を遂げました。もちろん、『TECHNICAL ECSTASY』(これも名盤)あたりから曲作りに変化が現れ、それが今作で結実した結果でもありますが、やはり力強く、説得力に満ち満ちた声をもつロニーの加入によって、オジーの声では作れなかったダイナミックでドラマティックな曲を作れるようになったのが一番大きな理由であると思います。
もともと叙情的なパートをいくつも弾いていたトニー・アイオミが、SABBATHが元来持つへヴィネスとロニーの歌声を持ってうまく融合させ、自分の音楽を一気に完成させることに成功しました。

疾走感がたまらない#1“NEON KNIGHTS”アイオミがここぞとばかりに弾きまくっていてグイグイ引き込まれます。まさしくHMのお手本とも言うべき曲だと思います。静かなパートとへヴィのパートの対比が見事としか言えない#2“CHILDREN OF THE SEA”ロニーの艶のある声がたまりません。唯一オジーが歌っているのを想像できるが、しかしオジーが歌っていたらこの迫力は出せないに違いない#3”LADY EVIL"
そして#4”HEAVEN AND HELL”この曲のカッコよさといったら・・・・・他に比肩しうる曲がすぐに思い浮かばないほどです。アイオミの名リフから、終盤の劇的な盛り上がり、静かなエンディングまでの7分間、疾風怒濤のように脳内を駆け抜けます。この曲も死ぬほど聞きましたが、何度聞いても猛烈に感動します。まさにHMとして完璧な構成を持つ曲です。
これに継ぐ劇的な名曲#6“DIE YOUNG”この曲も#1と同じく強烈な疾走感が味わえます。
全曲すばらしい出来なので、このアルバムではビル・ワードが歌う隙などまったくありません(笑)。
by lovewalksin | 2005-05-27 22:23 | 音楽