昔のロックは最高でした。


by lovewalksin

VAN DER GRAAF GENERATOR 『GODBLUFF』

d0029532_123925.jpg今月も何枚か、新しいCDを購入しました。
今回は、
STILL LIFE『STILL LIFE』
GEORGE HARRISON『LIVING IN THE MATERIAL WORLD』
VAN DER GRAAF GENERATOR『GODBLUFF』
をネットで購入。他のアルバムも好印象なのですが、VDGGのアルバムには、はっきり言ってたいへんな衝撃を受けました。間違いなく今年買ったアルバムでは1番です。衝撃度ではここ何年か味わったことないレベル。
私の現在の音楽ライフは、朝も夜もほとんどこのアルバムで占められています。よって今回は、彼らにとって私の大好きな4th『PAWN HEARTS』から一度解散し、4年後の1975年に復活して完成された5th『GODBLUFF』を紹介します。

#1“THE UNDERCOVER MAN”は次作の“PILGRIMS”へと発展しそうな感動的な名曲です。ピーター・ハミルさんのつぶやくようなボーカルとフルートによるミステリアスな序盤からピアノが合流してから、Voが朗々と時に力強く感動的なフレーズを歌い上げます。やや抑え気味なサックスのソロもこの曲には完璧にマッチしています。カッコいい・・・。
私は先に、次の6th『STILLLIFE』から聞いてしまったので、この路線で進むのか、と思った矢先の#2“SCORCHED EARTH”、徐々に盛り上がる行進曲のようなオープニングから、突如空間を引き裂くようなピーターさんのVo、オルガンとサックスの毒毒しいヘヴィなリフによって曲が進みます。一回聞くと忘れられない強力なリフが軸になっているので、変拍子も含めた歪んだ展開の曲なのにぶれずに聞ける。後半のサックスを中心とした全員のベクトルが完全に一方向の力強い盛り上がりは圧巻の一言。決して派手な曲ではないけど一矢乱れぬ演奏力の高さを見せ付けるよく練られた傑作だと私は思う。
ここで、すでにお腹いっぱいだと思った矢先に、まるでMILES DAVISの傑作『BITCHES BREW』(DISC2)を彷彿させるジャジーなオープニングにかなりびっくりの#3『ARROW』。とおもったら、エレピと、フルートの物憂げなパートが続き、ピーター・ハミルさんの歌が唐突に始まり中心に強引に居座ります。この曲のピーターさんはホントに狂気に憑かれた人のようです。声に狂気を感じさせる人は本当に他に見当たりません。この人のすごさは、変幻自在なVoもそうなのですが、まさしく狂気を表現できる点にあると思います。この激烈(としか言いよう無し)なVoのおかげで、すばらしいバックもいささか色を失います。
最後の曲も、これまたすごい名曲の『THE SLEEPWALKERS』。まるで遊園地なテーマが、突如地獄に落ちるように歪むところは圧巻。正気と狂気のはざまをいったり来たりするような感覚が味わえます。
4曲が4曲とも、それぞれ傑出したところをもつ名曲で、真剣にきくと最後は必ず脱力感に襲われること間違いなしです。曲構成は『PAWN HEARTS』のほうが静と動のバランスがとれていて上であると思いますが、この突き詰められた緊張感は他のアルバムでは味わえません。
このアルバムを聞かないで死んでしまったら、と思ったら恐怖すら覚えます。それくらい、このアルバムは傑作
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by lovewalksin | 2006-10-15 01:09 | 音楽